バティックについて
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■作り方、素材、用途別に説明します。
・・・・・作り方による分類
・・・バティック・トゥリス(手描きバティック)
チャンティンと呼ばれる銅または真鍮製の器具に流し込んだロウで直接模様を描く方法です。
高度な熟練を有する職人が 1枚の製作に2ヶ月以上かかるといわれる高級なバティックです。
本来の方法では、表裏両面に手描きしますので、表と裏の区別がほとんどありません。
(比較的安価なものでは、片面描きのものもあります。)一般には柄の細かいものほど効果になります。
・・・バティック・チャップ(型押しバティック)
チャップと呼ばれる銅製のスタンプで、ロウを布に移すことによって柄を作る方法です。
トゥリスに比べてかなり量産しやすく比較的に安価になります。
これにも片面押しと両面押しがあります。
・・・バティック・コンビナシ(コンビネーションバティック)
コンビネーションの意味で、手描きと型押しの技法をミックスしたバティックを指します。
・・・サブロナン(プリントバティック)
スクリーン印刷によるプリント柄のバティックです。
ろうけつ染めではないので、厳密に言うとバティックとは呼べませんが、伝統的な柄を精巧に再現したものも多く、安価で色使いが豊富、取り扱いが簡単な事から広く普及しています。
・・・・・生地による分類
・・・プリマ
標準品質のコットンです。
・・・プリミシマ
最高品質とされるのコットンで、プリマより糸が細く目が細かいため、薄くなめらかな肌触りになります。
プリミシマと呼ばれる布にも品質の幅があります。
一般に糸が細く目が細かいものほど高級とされていますが、衣類として使う場合は逆に目が詰まっているものは通気性が無く快適さが損なわれる場合があります。
グレードにとらわれずに、用途によって使い分けるのも賢い選択だと思います。
・・・その他に、バティック・スートラ(シルクバティック)、レーヨンバティックがあります。
・・・・・用途による分類
・・・カイン・パンジャン(長い布の意)
カインパンジャンはその名の通り、一番長いバティックで腰巻としておもに正装用に使います。
幅:約105cm 長さ:約240〜260cm
・・・サロン
サロンはおもに普段着に使われるバティックで、カインパンジャンよりやや短めのバティックです。
多くは筒状に縫い合わせて筒型スカートとして使われます。
幅:約105cm 長さ:約185〜230cm
・・・スレンダン
スレンダンは、カインパンジャンやサロンとお揃いで染められ、正装の時に右肩から掛けて使われる細長い形状のバティックです。
幅:約30〜50cm 長さ:約170〜200cm
・・・カインクパラ
カインクパラは約100cm×100cmの正方形または二等辺三角形で、折りたたんで帽子のような形にしてかぶるバティックです。
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